現役社畜ライダーohnigiriです!
バイクに乗り始めてから早8年。
大学生時代と比べて社会人になってからはバイクに乗る時間もかなり減りましたが、今でも時間を見つけてあてもなく琵琶湖に向かって走り出したりしています。
ちなみに私の相棒はこちら。

「CB400SB(スーパーボルドール)spec3」です。
バイクの教習場に通った人は、カウルなしのスーパーフォアの方によくお世話になったと思います。
でも逆に、教習場でイヤになるほど乗ったから、改めて買うもんでもないんじゃね?
…と、考えている人は甘い!
教習場においてあるCBは排気量こそ同じ400CCでも、市販の車体に比べていくらかデチューンを施してあり、本来の性能を発揮できないようになっています。
さすがに8年も乗れば良い所も悪い所も知り尽くしていますので、そんな自分だからこそ分かるポイントを気になっている人に少しでも参考になるように書いていきたいと思います!
CB400SB(スーパーボルドール)spec3
主な仕様
こちらは2005年に発売されたモデルになり、スーパーフォアとの違いは
- ハーフカウル
- 角型マルチリフレクターヘッドライト
- 左右カウル内側の約1Lの収納スペース
となっております。
spec2との違いは以下の通りです。
HYPER VTEC SPEC2からの変更点
・テールランプがLED化
・ 6速のみバルブの切り替え回転数の変更(6300rpm→6750rpm)
・ シートをローダウン化し足付き性の向上・ヘッドライトのマルチリフレクター化
・グラブレールを標準装着。(SPEC2までは純正オプションだった)
・リアキャリパーを従来(SPEC2以前)の下引きを見直し、上引きに設定を変更。
整備性・ブレーキタッチを向上させている。
・サイドカバーの形状を初代HYPER VTECから一新し、足付き性を向上させている
・カラーオーダープランの増加
・CB1300SFのマイナーチェンジを受け、外装の形状をCB1300SFに準じて一新・2005年3月30日マイナーチェンジし、フロントショックに
プリロード調整機能がついた(衰力調整機能とは多少異なる)
こちらのspec3がCB400における最後のキャブレターモデルとなり、以降のモデルからは代わりにインジェクションが搭載されているので、当然乗り心地もガラッと変わります。
特長1:そこそこ良い燃費と大きなタンク容量
気になる燃費はこんな感じ。
- 街乗り20km/L
- ツーリング25km/L
このクラスのバイクとしては一般的な数値かな?
それよりもタンク容量が18Lあるので、長距離ツーリングにおいて頼もしいお供になります。
山道を走るときとかは特にありがたいですね。
特長2:一番のポイントは、やっぱりVTEC
CB400SBの一番の特徴は、なんといってもVTECによる4バルブ時の超加速!
冗談でなく身体が置いて行かれるような感覚におちいり、公道ならそこいらの車を一瞬でミラーの点にすることも可能です。
エンジンもレッドゾーンまでとてもスムーズに回り150キロあたりまで余裕で加速できます。(それ以上は未知の領域)
普段アメリカン乗りの友人にこの加速を体感してもらったら「速いバイクに乗ろうとする人の気持ちが分かった気がするわ」と言わせたほどです。
特長3:この手のタイプにしてはかなりの収納スペース
この手のバイクなんて収納力には全く期待できませんが、ことCB400SBに関してはかなりのスペースが存在します。
まず、シート下はこの通りです。500ミリペットボトル×2すら余裕こいて収まります。


他にはCB400SB特有の収納で、カウルの両サイドに1L程度の小物入れがあります。



バイクグローブなんか突っ込むには丁度良いスペースですね。 まぁ、僕はガソリンスタンドのレシートとか小銭を適当にぶちこんでいるだけですけども。
そしてCB400には、まだヘルメットロックが標準装備されています。

シートはヘルメットロックの反対側のヤツを下に下げて取り外します。
昔ツーリングの旅先で、このシート下にバイクの鍵を入れっぱなしの状態で閉めたことがあって、めちゃくちゃ焦った思い出があります。
ツーリング仲間に手伝ってもらってパワーでこじあけたら、手が入る隙間ができたので良かったものの・・・。
特長4:長距離ツーリングも快適な乗り心地
ハンドルの位置が高いこともあってか、基本的な乗車姿勢はとても楽です。
ただCBに限らずですが、長時間乗り続けるとお尻が痛くなってくるので、ライダーは常に尻を鍛える必要があります。
足つき良好
足つきについては、僕の身長166cmだと
- 片足だけべったり地面につく
- 両足つこうと思うと、どちらの足も土踏まずが着くか着かないかあたり
といった感じで、足つきについてはかなり良好なので、僕みたいに身長が低めの人でも心配することはありません。
しかし足つきの良さが、身長の高い人には逆に窮屈に思えるみたいなのでそこは注意が必要です。
ハーフカウルの効果は抜群
ボルドール特有のハーフカウルに関してですが、これは効果絶大です!
このぐらいの大きさだとだいたい胸あたりまでの風をカットしてくれるのですが、長時間乗っていれば乗っているほど恩恵を感じます。
それほど風っていうのは、知らず知らずの内に体力を奪っていくものなのです。
カウル有りに慣れてしまうとネイキッドに乗った時の走行風の強さにビビリます。それはそれで良さがあるんですけどね。
取り回しは標準のバイク並み
取り回しについては、車両重量が200キロしかないのでバイクとしては標準もしくは比較的楽な部類に入ります。
ちなみに僕は今まで3回立ちごけしたことがあるんですが、最初の1回は動揺のせいか一人で倒れたバイクを起こす事ができず、後ろの知らない兄ちゃんに手伝ってもらい、事なきを得ました。
3回目の立ちごけはバイクに乗りながら自動販売機でジュースを買おうと思ってコケたやつなので、いわゆる自爆というやつです。気にしないでください…。
めちゃくちゃ頑丈
「さすがホンダ製!」というべきなのか、「さすがCB」というべきなのか分かりませんが、とにかく頑丈です。
8年間も乗り倒して走行距離もそこそこいっているはずなのに、いまだに大きな故障が発生したことがありません。
冬の間、全然乗ってなくて、いざ久しぶりにエンジンをかけたとこでも平然と動き出すのが驚き。
どんだけお気に入りのバイクでも、あまりに故障しまくるなんてときは、だんだんと乗る気も失せてきます。
しかも、ツーリング先での故障ってめちゃくちゃテンション下がるからね。
頑丈って地味なポイントだけど、乗ってる側からしたらめちゃくちゃありがたいことです。
ohnigiri的まとめ「個性ありまくりのバイク」
他の人のレビューをたくさん読んでいると、cb400sfとsbのことを「優等生のようなバイクで、乗っていて個性がなく楽しくない」と評価している人が何人かいます。
ですが僕はそうは思いません。
だってVTECが搭載されてる時点ですでに個性ありまくりじゃないですか。
普段は本気出してないけど、一定の回転数になったら本気を出すみたいなシステム、男としてはすごくワクワクさせるような仕組みだなぁ、と思っています。
頑丈、クセがない、故障しにくい…っていうのをまとめて個性がないというのは何か違うんじゃないかな?とも思います。
個人的には、どんな用途にも使える最高のバイクです。8年間乗り続けて未だに故障の一つすらないので、これからも末永くよろしくお願いしたいところですね!

おしまい。